ドイツで木質フローリングが人気な理由

皆さん、ヨーロッパ風のお洒落な家、と聞いて、最初に思い浮かべるものはなんでしょうか。

デザイン性の高いお洒落な家具、大きな窓、広々とした現代的なリビングなど、

お洒落で居心地の良い雰囲気を作り出す要素は様々ですが、なかでも一番住まいの雰囲気づくりのカギを握るのは、床材、フローリングではないでしょうか。

目次

木質フローリングはなぜ人気なのか?

ドイツでは一般的に、木の床材は住宅だけではなくオフィスでも取り入れられるほど、木質フローリングの人気が高く、さまざまな種類の木質フローリングが生産されています。

今回はなぜ木質フローリングがドイツで愛されるのか、その沢山のメリットを大きく分けて6つ、紹介していきます。

理由1:耐久性

木質フローリングの最大のメリットといえば、その耐久性です。

基本的に木質フローリングの耐久性は極めて高く、定期的にメンテナンスをすることでかなりの耐久年数を期待することができます。

木質フローリングに使用される木材としては、広葉樹のウォールナット・オークや広葉樹の檜・パインなどが代表的ですが、特に針葉樹はより硬い材質なので、より高い耐久性が期待されます。

木質フローリングは、木材の本来の機能である調質機能により、じめじめした梅雨などの雨期には湿気を吸収し、空気が乾燥する冬の時期には湿気を適度に放出することができます。

日本で一般的な畳やカーペットは摩擦に弱く、家具の跡がついてしまったり、繊維が毛羽立ってしまったりすることもありますが、木質フローリングの床は、一般的に経年劣化を感じることが少ないと言えるでしょう。

理由2:修理・手入れが簡単

日常生活では、さまざまなハプニングがつきものです。

何か硬いものをフローリングの上に落としたり、模様替えの際に、床に凹みや傷を作ってしまったりすることも多々あるかと思います。

そのような場合、木質フローリングは単一木材なので、フローリングの最上層をサンドオフすることで、新品同様に修正し、整えることが可能です。

しかし、木質フローリングを長持ちさせるためには、日々のお手入れが欠かせません。特に、ワックスがはがれてくると、つやが失われてしまいます。

半年に一回程度のワックスの重ね塗り、また五年に一回のワックスの塗りなおしがおすすめです。

丁寧なお手入れさえ怠らなければ、木材フローリングは一生ものだと言えるでしょう。

理由3:木ならではのあたたかさ

木質フローリングは、なんといってもその天然の木目の優しく暖かい、ナチュラルな雰囲気が魅力です。

本来の木の香りや木肌を生かした木質フローリングには癒し効果も期待でき、ドイツでは自宅だけではなくオフィスにも人気の床材です。

また、ナチュラルな視覚的魅力に加え、木ならではのあたたかさを肌で直接感じることができることも、大きな魅力の一つです。

木質フローリングは、他の材質に比べて熱伝導が低いので、冬に素足で歩いてもヒヤッと冷たく感じることはありません。

特に、屋内で靴を脱ぐ習慣のある日本とドイツでは、床を素足で感じる機会が多いため、この点は最大のメリットともいえます。

季節にかかわらず、冷え性で悩まされている方、特に末端冷え性で足先がすぐに冷えてしまう方は、木質フローリングの良さをより強く実感できるでしょう。

理由4:清潔に保ちやすい

木質フローリングは、ダニ、カビ、雑菌などを寄せ付けません。

畳やカーペットのように、ホコリや汚れが繊維の奥に入り込むことや、湿気でジメジメしてしまうことがないので、ダニやカビの心配は無用です。 

この点は、アレルギーをお持ちの方、ペットを室内で飼われている方には、最大のメリットであると入れるでしょう。

また、掃除がとても簡単な点も、お掃除大国ドイツで木質フローリングが特に愛される理由のひとつです。

食べこぼしなども簡単にふき取るだけで済む上に、しみなどの心配もありません。

手間暇かけず、簡単に清潔な状況を保つことができます。

理由5:風化することのないスタイル性

建築スタイルやインテリアデザインの流行は、常に多様に変化しつづけています。

一方で、木質フローリングの床は、常にその時代のテイストに合わせて、何世紀にもわたって利用され愛されてきました。

一時的なトレンドの影響を受けることなく、どんなスタイルにも合わせられる木質フローリングであるからこそ、その時々の流行に合わせて、さまざまなインテリアスタイルを楽しむことができます。

木質フローリングのデザイン性は多岐にわたり、その種類によって多くのメリットがあります。

Arek SochaによるPixabayからの画像

例えば、明るい印象が好きな方には、ホワイト系の木質フローリングがおすすめです。白い木質フローリングには部屋を大きく明るく見せる効果があります。

ドイツでは、白系のシンプルな色の木材は、一風変わったスタイルの家具とのコントラストとして使用されることが多いです。

部屋全体を白で統一し、ユニークな家具を置くことで、その家具のデザイン性を目立たせる効果があります。

また、どんな色にも合わせやすいので、モノトーンのインテリアでシンプルにまとめたり、カラフルな色の家具で、個性的な演出を楽しんだりすることもできます。

一般的なナチュラル系の木質フローリングは、どんなレイアウトにも対応できる色なので、主に賃貸などで使用されます。

ホワイト系やダーク系に比べて、ホコリや髪の毛などのごみも目立ちにくく、掃除も楽なのが、ナチュラル系の最大のメリットです。

ダーク系の木質フローリングはなんと言っても、部屋全体の雰囲気をスタイリッシュにまとめることができる点が最大の魅力です。

あまり生活感を見せない引き締まった空間を演出することができます。

理由6:環境にも、人にも、ペットにもやさしい

上記で木質ならではのあたたかみ、ダニ・カビ防止など、わたしたちにとって安心安全な点をいくつかご紹介しましたが、木質フローリングにはアレルギー物質が含まれていないのも、大きなメリットの一つです。

例えば、呼吸器系が敏感な方も安心して住まいに利用することができます。

また、オークなどの硬い材質の木質フローリングは、ほどよい弾力性があり、足に対する衝撃を和らげる効果があります。

これは私たち人間だけではなく、室内で飼われている犬や猫などのペットの脱臼防止にも最適だといわれています。

ドイツでは、環境バランスを重視して、ブナ、アッシュ、オークなどの在来種を用いた木材や、インドネシア原産のチークという木材を使うなど、持続可能な林業で生産された木質フローリングを使用されることも多いです。

そのような木材にはFSC(Forest Stewardship Council)のシールがつけられています。

FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)とは、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的とした非営利団体で、国際的な森林認証制度を運営しています。

引用:Forest Stewardship Council:https://fsc.org/en/

責任ある森林管理から生産される木材とその製品を識別し、それを消費者に届けることによって、責任ある森林管理を消費者が支えられる仕組みを作っています。

FSCの認証は、適切な管理体制のある組織に対してのみ与えられるため、FSCラベルの付いた製品は、環境、社会、経済の便益に適した、管理された森林からの商品だということになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

シンプルでありながらあたたかみのある空間が重視されるドイツの住まいで、木質フローリングがどれだけ重宝されているか、おわかりいただけたかと思います。

木質フローリングは、その機能性、デザイン性によって、部屋に合わせて様々に使い分けることが可能です。

様々なフローリングを取り入れることで、あなただけの居心地の良い雰囲気づくりを実現してみてはいかがでしょうか。

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