ドイツのクリック式塩ビ床が人気な理由

ドイツで生活していると、ホームパーティなどで、色んなお宅に訪問する機会があります。

そこでいろんなお宅でよく見かけるのが、クリック式塩ビ床です。

目次

ドイツで使われるクリック式塩ビ床とは?人気の理由を解説します。

なぜドイツではクリック式塩ビ床が人気なのでしょうか?

今回は、クリック式塩ビ床がドイツで愛される理由を、他のオーソドックスな床材と比較しながらご紹介していきたいと思います。

目次

  1. クリック式塩ビ床って?
  2. クリック式塩ビ床 vs ドライバックビニル床
  3. クリック式塩ビ床 vs 木質フローリング
  4. クリック式塩ビ床 vs ラミネートフローリング

1.クリック式塩ビ床って?

まず、クリック式塩ビ床は、その名の通り「クリック接続」が可能です。

個々のパネルがクリック仕様で設計されているので、パズルの原理で簡単に組み立てられるようになっています。
基本的に、かぎ状になっているクリック部分を斜めから差し込み、パネル同士をはめ込んでいく仕組みになっています。

このはめ込み式構造のおかげで、ボンドやビスを使わないで簡単に施工ができます。
また、パネルごとに取り換えが可能なので、簡単に原状復帰DIYすることもできます。

つまり、クリック式塩ビ床は、はめ込んで置いていくだけで誰でも簡単に床をリフォームできる、画期的な床材なのです。

2.クリック式塩ビ床 vs ドライバックビニル床

ドライバックビニル床は、カッターで切りやすく、張り替えや交換が簡単。また、施工後にすぐ利用できる、というメリットがあります。

製品自体も安く、ドイツでもさまざまな住宅や店舗で見かけます。

しかし、下床に接着剤で固定するタイプなので、施工時に下床のコンデションを整える必要があります。つまり、リフォームや原状復帰がしづらく、賃貸物件や改装の多い店舗や商業施設などにはデメリットが大きい床材です。

一方、クリック式塩ビ床は、先述のように、パズルの原理で簡単に組み立てられるようになっています。

Gabriel LE NAOURによるPixabayからの画像

例えば、今日特にドイツで人気のあるGerflor社のクリック式塩ビ床は、ドロップダウンシステムと呼ばれる、クリック部分を上からはめ込むタイプの仕様になっており、従来のパネル同士を斜め45度の角度で差し込んではめ込むタイプよりも、より簡単に施工することが可能です。

また、歩き心地に関しても、ドライバックビニル床は下床に直貼りなので、床下の基礎からくる寒さがダイレクトに床の表面に伝わってしまいます。

なので、冬は冷たくなってしまい、特にドイツでは、冬はスリッパが必要不可欠!なんてこともしばしば耳にします。

一方、クリック式塩ビ床は、ポリ塩化ビニル(PVC)の弾力性によりクッション性に優れているだけではなく、比熱抵抗にも優れているので、踏み心地も良く関節にやさしい上に、冬も足元まで暖かい床材といえるでしょう。

3. クリック式塩ビ床 vs 木質フロア

お部屋にナチュラルな雰囲気を求める方にとって、とても魅力的な床材といえば、木質フローリングです。

ドイツでは一般的に、木質フロアは、一平方メートル当たり80€程の費用が掛かります。

引用:Engin AkyurtによるPixabayからの画像

一方で、クリック式塩ビ床は、工場での大量生産が可能なので、もともとの材料費が非常に安く、一平方メートル当たり20€程の低価格で購入可能です。

見た目に関して言えば、クリック式塩ビ床は、表面がエンボス加工されているので、本物の木目のフローリングに劣らないほど本格的な見た目です。

デザインも木目だけではなく石目などのさまざまな色・模様のデザイン展開が豊富にあるので、部屋の仕様に合わせて様々な組み合わせを楽しむことができます。

また、木質フロアは状態を長く保つためにワックスの定期的な塗り替えなどの手間がかかりますが、クリック式塩ビ床は、表面が樹脂でできているので、水や食べかすを落としたとしてもシミになりにくく、簡単な水拭きできれいな状態を保つことができます。

万が一破損してしまった場合にも、該当箇所のパネルを取り換えればよいだけなので、修理も非常に簡単です。

4.クリック式塩ビ床 vs ラミネートフロア

それでは、比較的低価格で仕入れることができるラミネートフロアはどうでしょうか。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

元々、クリック式塩ビ床はラミネートフロアをもとに開発された床材であることもあり、傷や汚れにとても強い点、簡単に施工可能な点、お掃除が楽な点など、かなり似ている印象を受ける方もいるでしょう。

しかし、そのほとんどの点でクリック式塩ビ床のほうが優れています。

例えば、耐久性においては、ラミネートフロアは耐水性に劣ります。
ラミネートフロアは、長時間水分に触れると、ラミネート材のつなぎ合わせの部分から水が入り込み、端から浮き上がってしまうこともあります。

そのような場合、すべてのフローリングを剥がして床を完全に乾かさないと、カビ発生の原因にもなります。

その点、クリック式塩ビ床は耐湿性があるため、ドイツではよくバスルームやキッチンにもよく設置されています。最上層が頑丈なポリウレタンで加工されているので、キズや凹みなどへの耐久性においても、クリック式塩ビ床のほうが優れていると言えます。

いかがでしたか?

ドイツではなんでも自分でDIY、リフォームや引っ越しも、できる限り自分たちでやってしまう人がとても多いです。

特に、特別な道具や専門知識なしで簡単に施工することができるという点では、ドイツでクリック式塩ビ床が愛されているのも納得です。

みなさんも、DIY好きなドイツ家庭のように、クリック式塩ビ床を使って、簡単に楽しく床のリフォームをされてみてはいかがでしょうか。

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