輸入建材を購入するときに注意すべき5ポイント

ヨーロッパ風の家に住みたかったり、リフォームをおこないたいといった場合、輸入建築、輸入建材といったワードが、頭に浮かんでくると思います。
南欧の大きな窓をモチーフにした家や、ドイツ風の質実剛健なたたずまいといったものに、誰も心躍ることがあるのではないでしょうか。

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輸入建材とは:購入の際の注意点

ところが、日本で汎用品と呼ばれる一般的なメーカー建材と異なり、輸入建材ならではのトラブルといった事例が、少なからず発生しています。
家電や小物類と異なり、下手をしたら一生モノの買い物となる建材、誰もが後悔しない買い物をしたいことでしょう。

こうしたトラブルを未然に避け、理想の輸入建材に巡り合うために、どのような点に注意しなくてはならないのか、今回の記事で解説します。

1.メーカー名

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欧米風の輸入建材を購入しようとした場合、まず一番に注目すべき点が「メーカー名」です。
輸入建材には大きく分けて2つの種類があり、1つは「OEM生産品」で、すなわち中国など人件費の安い地域から安く仕入れた建材を、自社ブランド名で販売している方法、もう一つは、実際に名のある欧米のメーカーのものを輸入し、日本で正規代理店として販売するやり方です。

勿論、OEM生産品でも良質なものは数多く出回っていますが、玉石混交で、中には出自の怪しいメーカーのものも少なくありません。
そう言った場合、健康被害や、施工後の不具合などが見受けられる恐れがあります。

一方、名のある海外ブランドが製造元である場合、基本的には実績と信頼があるため、こうした不具合やクオリティにはメーカー側も敏感となり、比較的トラブルが起きにくい形になります。

2.原産地国

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日本で流通している輸入建材のほぼ9割は「中国」「インドネシア」「ベトナム」といったいわゆるアジア諸国からの輸入製品です。
実際にハウスメーカーが「欧州風建材」と謳っている場合でも、大抵はこのように欧州の規格などを真似た建材であることが多く、真正の欧米建材とは程遠いことが少なくありません。

勿論、こうしたアジア諸国からの輸入製品も、クオリティに拘っているものは少なくありませんが、中にはまがい物などが出回っていたり、上述のような施工後の不具合に繋がります。

アメリカ、並びに西欧の厳格な基準をクリアしている建材であれば、基本的に「安心」である傾向にあります。
具体的には、アメリカに加え、ヨーロッパであればベルギー、イギリス、ドイツ、オランダ、及び北欧のスウェーデン、フィンランド、ノルウェーの工場で作られたものは、他国のものと比べ一般的に安全であると言えます。
勿論、原産国だけがクオリティの唯一の判断材料ではありませんが、一つの指標として利用することが可能です。

3.輸入業者の実績・信頼性

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製造物責任法によれば、輸入建材のトラブルの責任は、海外のメーカーではなく実際に製品を輸入し、販売している「輸入代理店」に負わせられます。
また、商品不具合の窓口も、海外メーカーでは日本語が通じないことが多く、基本的には輸入代理店がこうしたクレーム等の窓口になることが少なくありません。

こうした背景を鑑みると、やはり日本でそのメーカーや建材の輸入を請け負っている業者が、どこまで信頼のおける会社なのか、といったポイントは、輸入建材を購入する際に注目しておかなくてはいけないポイントの一つになります。

例えば、輸入会社の住所がコワーキングスペースだったり、登記から1年以下のような場合ですと、外国人によるペーパーカンパニーのようなケースが少なくなく、1年たって問い合わせてみると、会社ごと消えているといったことが見受けられます。

上述の、メーカーの出自と合わせ、日本における輸入業者がきちんとした会社なのか、といった点も、トラブルを避けるうえで必ずチェックしましょう。

4.Certificate(認可)の有無

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ヨーロッパやアメリカと、日本の市場とでは、求められるCertificateが異なります。
代表的なものでいえば、「F4Star」というformaldehyde(ホルムアルデヒド)の発散値を軸とした、シックハウス予防のための認可が日本には存在し、輸入建材の中にはこの日本の厳しい値をクリアしていないものも存在します。

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逆に、日本の建築ではマストではないPEFCやEPDといった森林持続可能のための認可が欧米では標準装備であったりと、メーカー側(輸入業者側)からスペックシートを取り寄せることが可能であれば、購入しようとしている製品がどのような認可を得ているのかを確認することは重要です。

また、スペックシート上には(海外メーカーの場合、英語での記載がほとんど)、耐光性、耐熱性、強度といった、一見すると理解しがたい数値が並んでおり、こちらの値も、メーカー側(輸入業者側)に、どのような意味を持つのか納得するまで確認することをお勧めします。

5.日本での販売・施工実績があるかどうか

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最後に、いくら海外で有名な建材メーカーであっても、日本の気候や風土に適しているかはまた別問題です。例えば、欧米と日本の建築市場との大きな違いに「湿度」「夏冬の気温差」があげられ、また家の建築の方法や化学物質の測定値も欧米と日本とでは異なります。

そのため、輸入建材を日本で購入するにあたって、必ず「その建材がすでに日本で問題なく施工されているか」という点は、輸入業者に問い合わせるなり、販売代理店に問い合わせるなりで、確認することが重要です。

その際に、自身の家やアパートと同じか、似たような条件で施工した実績があれば、そうした物件への施工の写真などを尋ねるとよいでしょう。

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