ドイツの一般的な家とはどんな間取り?インテリアから見る住宅事情について

今日では、インテリアデザインや建築スタイルにおいても「ヨーロッパ風」のスタイルが人気ですが、実際にヨーロッパの人たちはどんな住宅で生活しているのか、ご存じですか?
たとえば、ドイツでは、住宅における「快適さ」の考え方において、典型的なリビングルーム、家具、などから、日本の住宅と違う視点がいくつかあります。
本日は筆者が発見したドイツでの住宅事情についてご紹介したいと思います。

目次

ドイツの一般的なお家はどんなデザイン?ドイツのスタンダードを紹介します!

1.ドイツの住宅事情

現在、ドイツ人の54%が賃貸住宅に住んでいると言われています。
これはヨーロッパのどの国よりも多く、家やアパートを所有しているのは46%に過ぎません。
賃貸アパートの家賃は、地域によって異なりますが、月収の4分の1から3分の1相当が一般的だと言われており、最も家賃が高いのはミュンヘン(Munich)、フランクフルト(Frankfurt)とシュトゥットガルト(Stuttgart)が後に続きます。

平均的には、すべてのドイツ人が44.6平方メートルの居住空間を利用していると言われています。
また、ほとんどのドイツ人は、10戸までのアパートがある集合住宅に住んでいます。
一方で、約4分の1は大規模な団地や高層ビルに住んでおり、3分の1は一戸建て住宅に住んでいると言われています。

統計的には、各世帯は2人で構成されており、ドイツ人の約6人に1人が一人暮らしをしていると言われています。
3世代以上が一つ屋根の下で共同生活をしている世帯は、ドイツではわずか0.5%だそうです。

そんな賃貸アパートが主流のドイツの住宅市場ですが、どのような間取りが一般的なのでしょうか?

2.ドイツの一般的な間取りー「4ZKB」

日本では、一般的に、Lはリビング(居間)、Dはダイニング(食事室)、Kはキッチン(台所)の意味で、居間と食事室と台所が一体となった空間のことを「LDK」と表し、「3LDK」などのように、部屋数+LDKで間取りを表します。

同じように、ドイツでは、Zは部屋(Zimmer)、Kはキッチン(küche)、Bはバスルーム(Badezimmer)と表わされ、頭につく数字はZにかかり、部屋数を表します。
そして、ドイツの典型的な賃貸アパートは「4ZKB」の間取りが多く、翻訳すると、4つの部屋とキッチン、バスルームがあることを意味します。
最後にもう一つBが付く場合は、バルコニー(Balkon)が付くことを意味し、バルコニーは通常の間取りよりも、ちょっと贅沢な要素として認識されています。

Image by Michal Jarmoluk from Pixabay

ドイツの通常のレイアウトでは、コートラック付きのホールがあり、そこからリビングルーム、ベッドルーム、子供部屋、キッチン、バスルームが続きます。

例えば、ドイツ人の家を訪問した場合、通常はホールで迎えられます。
日本のように玄関はなく、少し広めの、各部屋へつながる廊下のようなイメージです。
このホールで、家庭によっては、靴を脱ぐか、履いたままにします。筆者の経験上、大多数の家庭で靴を脱ぐ傾向がありますが、靴を履いたままで家の中に入ることは、日本のようにあまりタブー視されていません。

3.ドイツの典型的なリビングルーム

そして、ホールからリビングルームに入ると、必ずみんなでくつろげるようなソファがあり、写真、絵、観葉植物や装飾品によってデコレーションされています。

家族や友人との写真、趣味で書いた絵、旅先での写真、などを飾る家庭も多く、ながめるだけで住人のプライベートな一面を知ることができます。
また、壁紙には大胆な色やデザインを使ってユニークな空間を演出する家庭も増えているそうです。

また、多くのドイツ人は、自分のアパートを「隠れ家」のようなプライベートな空間と考えています。
特にリビングルームでは、自分だけの安らげる空間を作るために、それぞれ思い思いの形でこだわって演出している人が多い印象があります。

4.ドイツでのソファの重要性

ある調査によると、ドイツ人にとって、いろんな家具の中でも特にソファはお気に入りの家具だそうです。

平均的なドイツ人は、1日に最低でも3時間をソファで過ごしていると言われています。
薄型テレビも典型的な家具で、コーヒーテーブルやソファとセットで並んで置かれることが多いです。

一方で、本棚などの大きなウォールユニットは、ドイツのリビングルームから姿を消しつつあると言われています。これは、本やビデオ、CDのコレクションをデジタルで保存できるようになったからで、無駄をなくし、より居心地のよい空間を楽しめるようにリビングルームを演出する家庭が多いそうです。

5.ドイツでのキッチンの役割

ドイツでは、ここ最近では、キッチンをまるで「コミュニケーションセンター」、または「ミーティングの場」として使うことも多いようです。
十分なスペースがあれば、キッチンの中央に大きなダイニングテーブルを置き、家族やパートナー、友人と親睦を深めることができるようになっています。

また、ドイツ人は、友人と一緒に料理をすることも多く、以前より「憩いの場」としての役割が強くなっていると言えるでしょう。

6.狭いスペースを広く見せるアイデア

戦後間もない頃から、ドイツにおける生活空間の広さは増え続けています。
現在では、ドイツ人の誰もが平均46平方メートルの居住空間を持っていると言われています。
しかし、都市部では住宅はますます不足し、高価になっているのも事実。

人気のある都市部では、多くの人がより狭いスペースで生活をしています。だからこそ、狭い空間に住むためのアイデアなどの特集が、よくインテリア雑誌等に取り上げられています。
「狭い部屋を広く見せる」というテーマは、現在ドイツのインテリアにおけるトレンドになっているのです。

7.まとめ

いかがでしょうか?
今回は、ドイツにおける一般的な間取りと、インテリア事情についてご紹介しました。
ドイツのインテリアではより「プライベート感」が強い傾向にあることがわかりましたね。
あなたも、ご自身の個性あふれるインテリアで、自分だけの「隠れ家」を作ってみませんか?

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