家のフローリングは柔らかい方が良いか、硬い方がいいか?硬さから考える床材

フローリングと一言に言っても様々な種類があります。床材にはたくさんの種類があり、一般的な者は木質フローリングに塩ビ床、ドライバックビニル床、ラミネートフロアに大理石といった石材などもあります。

新築の住宅を購入したり、リフォームやリノベーションでお家にフローリングの張り替えを検討する際にはたくさんの要素を考えて決める必要があります。見た目という意味では色も大切な要素になりますね。

しかしフローリングの硬さも知っておくと、フローリング選びの参考になるのです。今回はフローリングの硬さのポイントを解説をしていきますので、床材選びの参考にしてください。

目次

フローリングは硬い方が良いか、柔らかい方が良いか

フローリングの硬さをお話しする上ではまず、無垢のフローリングについて解説します。無垢のフローリング材には「ブリネル硬さ」と「ヤンカ硬さ」が出てきます。普段の生活で馴染みのない言葉ですが、転倒した時、歩いたり走ったりする時の反発具合、物を落とした時の傷のつきやすさといった色々な硬さが存在します。そこで「ブリネル硬さ」や「ヤンカ硬さ」は「硬さ」を一定の尺度で図っている、フローリング材の表面の硬さの基準となっています。「ブリネル硬さ」は日本工業規格(JIS)が木材の硬さを表す基準として使われており、「ヤンカ硬さ」は欧米など国際的に硬さの指標として使われているのです。

ブリネル硬さ

BrinellSkizze.jpg: Lokilechderivative work: Nerdture, CC BY-SA 2.5, via Wikimedia Commons

日本工業規格(JIS)ではブリネル硬さを採用しているので、先ずはこちらから解説していきます。この試験方は1900年にスウェーデン工学者ヨハン・ブリネル(Johan August Brinell)によって考案された、実は歴史のある試験方法です。この試験方法(JIS Z 2243)は鉄の玉を木材に押し込んだ時にどれぐらいめり込むかを測定しています。

工業材料の硬さを表す尺度の一つで、押込み硬さの一種。この硬さ試験法は1900年にスウェーデンの技師ブリネルJohann August Brinell(1849―1925)によって提案されたものであり、工業界で硬さ試験が広く行われる契機となった。ブリネル硬さは、焼入れした鋼球を試料表面に一定の荷重で押し込み、圧子を取り除いたあとにできる球分のくぼみの直径から表面積を算出し、荷重をこの面積で除した商で表す。すなわち鋼球圧子と試料の接触面の平均圧力を硬さとするもので、硬い材料ほど同一荷重下でのくぼみが小さいから接触圧力は大きくなる。

引用:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

ヤンカ硬さ

Nasa-verve at English Wikipedia, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

国際的に使われているヤンカ硬さですが、簡単に説明すると、実はこちらも鉄の玉を物体に押し込んだ時にどれぐらいめり込むかという測定で、ブリネル硬さと大体同じ測定方法になります。オーストリア生まれでアメリカに移民した科学者ヤンカGabriel Janka (1864–1932)が考案した試験です。ブリネル硬さもヤンカ硬さも数値が高い方がより硬い木材という意味です。

ブリネル硬さから見る木材

ではブリネル硬さでフローリングに使われる木材を見ていくとどのような数値になっていくのでしょうか?以下がブリネル硬さを基準にした硬さのレベルになり、先ほどと同じように数値が高い方が硬い木材となります。

  • ブリネル硬さ1:杉
  • ブリネル硬さ2:ヒノキ
  • ブリネル硬さ3:ウォールナット
  • ブリネル硬さ4:ナラ、オーク
  • ブリネル硬さ5:メープル、ハードメープル
  • ブリネル硬さ6:タガヤサン(鉄刀木)
  • ブリネル硬さ7:クマル

上記の表を見ていただければわかりますが、針葉樹より広葉樹の方が硬さが上になります。

しかし硬さの低い木材でも、圧縮加工や塗装を施すことで硬さを高めることができ、フローリングに使用される例があります。なので必ずしも針葉樹だからと言ってフローリングに使ないわけではありません。

フローリングにはある程度の硬さがあった方が良い

硬さの数値を紹介しましたが、それでは硬さはフローリングとどう関係があるのでしょうか?簡単に説明すると、フローリングは柔らかいほど傷がつきやすく、硬いほど傷がつきづらいです。一方で硬度の低い柔らかいフローリングは表面が温かく感じ、高度が高くなるほどひんやりと冷たさを感じます。

例えば杉や桐は非常に柔らかく、傷がつきやすいという大きいデメリットがあります。フローリングは一度施工したら何年、何十年と使っていくことを考えると床材としてはあまり向いていません。定期的なメンテナンスや張り替えを前提にしている場合は良いですが、そうでない場合はもっと硬さのあるフローリングをおすすめします。目安としてはウォールナット材以上の硬さがある方がフローリングに良いでしょう少し話はそれますが、店舗や体育館など室内履きを含む土足を想定したフローリングは、住宅の床よりも踏まれる頻度や負担が大きいのでナラやカバ、メープル材など耐久力のある床材がしようされます。また、ブリネル高さ7のクマル材は非常に丈夫なことから、土足でも十分に使えるウッドデッキや桟橋などに利用されています。

ケーマックではドイツ発のParador社製のフローリングを取り扱っています。Parador(パラドー)社は1977年にドイツの老舗家具メーカーから床材部門が独立して創業され、様々なデザイン賞を受賞している世界的メーカーです。40年以上の伝統を持ちヨーロッパの厳しい基準をクリアした高品質、高耐久で数々の美しい床材を提供し続けています。Parador社の木製床材でもオークやウォールナットの床材を提供しています。

フローリングの張り替え、やリペア、リフォームをお考えでしたらケーマックまでお気軽にお問い合わせください。住まいのトータルエンジニア、ケーマックではフローリングの施工、補修、コーティングなど様々なご要望ご質問に無料でお見積もり、ご相談いただけます。

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