建築材に付与されるドイツ発の環境エコラベルeco-INSTITUTとはなにか?

床材・木材に限らずいろいろな建築用品で目にするこのエコラベル、
一体どのような意味があるのかご存じですか?

引用:eco Institute – Press releases

本日はこのエコラベルについて紹介したいと思います!

目次

環境に配慮を示したエコラベルeco-INSTITUTについて

目次
1.eco-INSTITUTとは
2.eco-INSTITUTの基準
3.eco-INSTITUTラベル
4.まとめ

1.eco-INSTITUTとは

eco-INSTITUT Germany GmbH、eco-INSTITUTはドイツで最も経験豊富な室内空気分析の研究所の一つです。
ドイツ・ケルンを拠点とし、国内および国際的な基準や規格に沿った化学分析や物理的な実験室試験や、品質要求事項の試験や開発、特に低汚染物質や低排出物質の製品の認証、などを行っています。
具体的に言うと、排出ガス試験、内容物分析、臭気試験、毒性学的・生態学的評価、製品開発と最適化のためのコンサルティング、外観・品質検査などを請け負っている機関で、室内製品の排出ガス試験と汚染物質分析の分野で30年の国際的な経験を持ちます。

eco-Institutのロゴ 引用:eco-Institut

1980年代にフランク・キューバート博士、ハンス・ウルリッヒ・クリーグ博士、ゲルト・ズィーナー博士の三人の博士によって創設されたこの研究所は「室内の空気の質の良さが居住者の健康と幸福に不可欠である」という認識をもとに、30年前から室内の空気を健康に保つためのキャンペーンを展開しています。

eco-INSTITUTの基準を満たし、試験に合格した製品には、eco-INSTITUTラベルの取得などのサービスも提供しています。

eco-INSTITUTの研究所では、主に、製品メーカー、シティプランナー、建築プランナー、室内空気の専門家、エキスパートトレーダー、公的機関、協会などのような企業・機関に対して、以下のような幅広い製品の検査・試験を請け負っています。

  • 建築用製品
  • 床材
  • マットレス・寝具
  • 家具・調度品
  • テキスタイル・レザー
  • 消費財

eco-INSTITUTにおける特徴は、主に以下の3つです。

  1. 国内および国際的な基準や規格や要求事項だけではなく、企業の特定の要件に合わせて試験を請け負っていること
  2. ISO16000に準拠した85以上のステンレス鋼とガラスの試験室を120以上備えていて、フタル酸塩(可塑剤)や重金属、農薬などの有害成分が含まれていないかどうか、臭気検査を実施しているところ
  3. サンプル到着後1週間で試験開始するところ

つまり、eco-INSTITUTは、ドイツ国内だけではなく世界的に、製品および排出試験と品質保証の大手プロバイダーの一つであると言えます。

さらに、eco-INSTITUTには、認定された試験施設や大学と連絡を取り合い、標準化委員会や試験委員会のメンバーとして、規格や試験方法の開発にも携わっています。

2.eco-INSTITUTの基準

eco-INSTITUTの基準は主に、健康に配慮した生活・建築製品や家具に関する通常の基準や法的に義務付けられている国内および国際的な要件より高い水準に設けられています。
eco-INSTITUTのこの高い基準を満たすだけではなく、eco-INSTITUTのラベルを取得するためには、製品は臭気に関する要求事項と、それぞれの製品カテゴリごとに設けられた基準を満たさなければなりません。

例えば、熱帯木材は、持続可能な林業の中で生産されたもの、つまり、FSC、PEFC、またはそれに匹敵するプログラムの認証を受けたものでなければ使用することができません。

これらすべての基準は、最新の技術、科学、研究、法整備、メーカー、消費者、建築家、建築プロジェクトプランナーの要求に沿って、eco-INSTITUTの専門家によって定期的に検査とフォローアップされ、その時代に合わせて更新され続けています。

3.eco-INSTITUTラベル

eco-INSTITUTは、低公害・低排出ガスの建築用製品、マットレス、寝具、家具などに、自社のテストマーク、eco-INSTITUTラベル、または国内外の自主的な品質シールのいずれかを付与しています。

では、eco-INSTITUTラベルを掲載している商品は具体的にどのようなことが保証されているのでしょうか?

無事にeco-INSTITUTの試験に合格し、eco-INSTITUTラベルを掲載することのできる商品には、「排出(アウトガス)や有害成分が確実に少ない」ということが保証されています。

つまり、eco-INSTITUTラベルのある建築用品や木材は、建築やリフォームのプロジェクトで、生活空間や作業空間の家具に制限なく使用することができます。

ですので、eco-INSTITUTラベルのある建築用品は、国内および国際的な建設プロジェクトにおいて、責任ある建築家や建築プロジェクトプランナーに好まれています。

つまり、eco-INSTITUTラベルは、健康志向の消費者が購入を決定する際の第一の指標であると言えるでしょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?
みなさまも建築用品選びの際には、ぜひ低公害・低排出ガスを保証するeco-INSTITUTラベルのある建築用品を手に取ってみてはいかがでしょうか?

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