浴槽に使われる素材の比較と特徴

快適な入浴を望む方にとって、浴槽の素材はとても重要です。例えばものによっては、見た目は良いけど手入れが面倒くさいとか、カビが生え易いもの。価格は安いけど肌感が悪いものなど、素材によって色々な特徴があります。家のリフォームや新規マイホームの購入を考えられる際、どんな浴槽にしたいのかをご検討されると思います。

今回はそんな方の為に、浴槽の素材に関して特徴をまとめ比較表を作ってみました。浴槽の種類に関しても記載しましたので、合わせてご検討の参考にして頂けたら幸いです。

目次

実は色々ある浴槽の種類について

浴槽の種類について

そもそも浴槽にはどのようなタイプがあるのでしょうか。一般的に浴槽の種類については主に二種類(和式、洋式)があります。しかし和式に関しては設置する家が少ないので、今回は洋式の浴槽について深掘りしていきたいと思います。洋式の浴槽の形は主に4種類あります。

■ストレートライン

基本的な形として広く浸透しているのがこのストレートラインという形です。浴槽は、基本的に深めに設計されているので、全身浴に適しています。また、直線的でシャープに作られているので、スタイリッシュな雰囲気が魅力的なタイプの浴槽です。

■ラウンドライン

浴槽のラインが丸みを帯びているタイプです。浴槽が丸みと真っ直ぐしている箇所があり、全体的に柔らかい印象を与えることができるのがこのタイプの特徴です。

バスタイムには浴槽の見た目にも癒されたいという人には向いているタイプの形だと言えるでしょう。また、浴槽上部が広がりを持たせるような構造になっているので、ゆったりとした体勢で入浴できます。

■Sライン

内側にS字型の段差がある形の浴槽です。段差に足をのせたり腰をかけたりすることができ、自分の好きなスタイルで入浴できることが出来ます。さらに、段差が設けられていることで浴槽内の容積が減り、比較的少ない量のお湯で浴槽を満たすことができるので、節水効果も期待出来ます。

■ワイド

通常のタイプよりも広めに設計されているので、様々なスタイルで入浴を楽しめます。親子でもゆったりと入浴でき、一人で入浴する時は広々とスペースを使用することが出来るのでリラックスして入浴出来ます。浴槽内にベンチが設けられているタイプもあるので、子どもと一緒に入浴する際は便利に使えます。

基本的にはストレートタイプかワイドタイプの二種類が主流ですが、家族で一緒に入ることを想定していない場合、ストレートタイプがおすすめです。ワイドタイプだと、広く使える反面、光熱費がかかるというデメリットがあります。

浴槽の素材について

浴槽の素材については大きく5種類あります。

■Fiber Reinforced Plastics (ガラス繊維強化プラスチック)

FRPと呼ばれ、浴槽の材質としては、最も広く流通している素材です。価格が比較的安く、保温性、耐久性に優れて肌触りがなめらかで、色のバリエーションがあるという特徴があります。本体価格が約5〜35万円と安い為、標準の浴室ではFRP浴槽を採用しているケースがほとんどです。

また、素材が軽量なので設置し易いというメリットもあります。手入れの方法としてはやわらかなスポンジで浴槽用の洗剤で小まめにお手入れをすれば、きれいでなめらかな肌触りを保つことができますが、汚れが目立ちやすいというデメリットも抱えています。

■人造大理石

浴槽の材質として高い人気を誇っており、天然の大理石のような風合いが特徴的な素材です。人造大理石には主にポリエステル系とアクリル系のものがあり、2つを比較すると、アクリル系の材質のほうが高価ですが、より透明感があって肌触りもなめらかです。

ポリエステル系の浴槽は10〜40万円前後、アクリル系の浴槽は30〜120万円位の価格帯です。特徴としては汚れがつきにくく手入れがしやすいという点です。乱雑な使い方をしない限り、表面の美しさを維持することができます。

■ステンレス

浴槽の材質としては最も安価なのがステンレスです。ステンレス浴槽の本体価格の相場は、2〜30万円です。

サビや傷に強いので表面の清潔感が保ちやすいという反面、見た目が特徴的なので、浴室の雰囲気をスタイリッシュにしたいという人には不向きな素材です。また金属特有の感触があるので、好き嫌いが分かれる素材ではありますが、底面エンボス加工などの工夫を施した金属特有の肌触りを極力抑えた製品も作られています。

■ホーロー

鋳物や鋼板の表面がガラス質でコーティングされている、ポットや食器などにも広く用いられている素材です。ガラス質での仕上げの為、肌触りがとても良いです。

保温性の高さやカビの生えにくさなどのメリットがある一方で、比較的高価で、材質自体が重く1階以外には設置しづらいというデメリットもあります。ホーロー浴槽の価格帯は幅広く、8〜135万円になります。

■木製

日本伝統の入浴文化を一番感じられる素材です。木独特の香りや温もりが感じられるのが一番の魅力で、素材の種類には、ヒノキやヒバ、マキなどがあり、最も高級であるヒノキが高い人気を誇っています。

匂いが良いヒノキの浴槽は人気が高い反面、費用が30〜120万円と高額です。ヒバの浴槽は25〜60万円、マキの浴槽は18〜80万円で普及しています。耐久性、耐熱性に優れており、手入れさえ続ければ長く使えますが、毎日の手入れが必要なのがネックです。

カビや汚れを防止する為、近年では特殊な加工が施されたものがメーカーから販売されています。

素材の比較表

以上の情報を踏まえ、各素材の特徴を以下の表にまとめてみました。

価格面ではFRBとステンレス、肌感ではホーロー、耐久性、保温性ではステンレスと木製が優れているなど、素材によってそれぞれ特徴が異なります。

浴槽購入の際に参考にして頂けたら幸いです。

まとめ

素材と浴槽の形を踏まえた上で、自分の家にどういった浴槽を設置するか考える際に、価格や見た目の他に設置易さや肌感、見た目やバリエーションなども気になりますよね。まとめてみると各素材のメリット、デメリットが見えてきます。

例えば価格で言うとFRPとステンレスが安価ですが、見た目やデザインを重視するなら木製、人造大理石のアクリルなどが良いなど、それぞれの特徴を比べて自分の家に合うものを探してみるのも新居購入並びにリフォームの検討の際の醍醐味かもしれません。

これから長く付き合っていける浴槽を選ぶ上でも、上記素材の特徴を踏まえた上で、お選び頂けたら幸いです。

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